君のもの。Ⅱ






「なぁ、お前さ!…名前、何て言うんだ?」



「……タカ」



「へぇ~…地味ぃーな名前してんなっ!」





また、白い歯を見せて笑った。



どこまで失礼な人なんだ。





「俺は拓海っ!しくよろっ♪」





だけど…、…憎めない人だ。















…すごい。





拓海の笑顔は魔法みたいだった。





僕の心を明るく照らしてくれた。









まるで、太陽みたい…―――。









< 62 / 125 >

この作品をシェア

pagetop