君のもの。Ⅱ






「………拓海…」



「おっは、タカ!」







昨日みたいに笑った。



太陽みたいな、その笑顔で。





僕の心はまた照らされていく。



心のどこかに絡みついていた厄介な何かが、みるみるうちにほどけていくようだった。









本当に不思議だ…―――。









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