君のもの。Ⅱ








「タカ…?」





聞き覚えのある声。



僕はこの声が大好きだ。



僕はこの声に名前を呼ばれて、何度ときめいただろう…?







「…琴夜」



「タ、タカっ!!???…どぉしたのっ!?…大丈夫!?」



「…うん、…大丈夫」



「大丈夫じゃないよっ!…どぉして泣いてるのっ!?」







琴夜がそうやって心配してくれるのも、これが最後なのかな?



ねぇ、琴夜…。



僕は琴夜が好きでたまらないよ。









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