君のもの。Ⅱ
僕は今まで周りの子たちに、嫌になるほど気にさわることを言われてきた。
それは、僕が男の子を好きになってしまったからだ。
啓太もきっと、周りからの偏見を嫌がっていたに違いない。
でも、男が男を好きになることがそんなにもおかしいことなのか。
皆と同じように恋をしているだけなのに…。
好きになった相手が、たまたま男だったってだけの話なのに…。
誰も理解してくれようとはしなかった。
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