君のもの。Ⅱ






…分かってる。



定着してしまった偏見や先入観は、そう簡単には覆せないってことくらい。





だけど…、僕はそれでも恋をし続けた。





自分が他の皆とは少し違うってことに、もう少し早く気付くべきだったのかな。







「はぁ…」





窓辺にため息が落ちる。





「そぉ言えば…」







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