君のもの。Ⅱ




『高橋くん、おはよーっ!』





思い出せば、あの頃の声が鮮明に聞こえてくる。





あれは、たしか…僕が中ニだった頃。



そう、僕が今のタカくらいに幼かった頃だ…。







僕はまた、頭の中のビデオテープを巻き戻していく。







そして、忘れられないあの頃へ飛び込んでいった…―――。







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