蜜月 -love is blind-【BL】
「――俺がお前を、助けてやるから……っ!」
動かさない方が良いと思いながらも、神宮の脇の下に手を突っ込んで無理矢理引っ張って、身体を起こさせる。
その身体の細さと軽さに驚きを感じながら、俺は神宮を抱き締めた。
女みたいに細くて、頼りない身体を、強く。
その時、神宮の手がぎこちなく動いて俺のシャツを掴んだ。
思わずその手を取ると、冷たく強張っている。
未だ呼吸の荒い背中をさすって、出来るだけ扉から遠い位置に神宮を移動させた。
「直ぐに、ここから出してやるからな」
そう告げて神宮の身体を放そうとしたら、神宮の手が縋るように伸びてきた。
「大丈夫だから」
その手を取って、ぎゅ、と握り締める。
「ちょっと待ってろよ」
動かさない方が良いと思いながらも、神宮の脇の下に手を突っ込んで無理矢理引っ張って、身体を起こさせる。
その身体の細さと軽さに驚きを感じながら、俺は神宮を抱き締めた。
女みたいに細くて、頼りない身体を、強く。
その時、神宮の手がぎこちなく動いて俺のシャツを掴んだ。
思わずその手を取ると、冷たく強張っている。
未だ呼吸の荒い背中をさすって、出来るだけ扉から遠い位置に神宮を移動させた。
「直ぐに、ここから出してやるからな」
そう告げて神宮の身体を放そうとしたら、神宮の手が縋るように伸びてきた。
「大丈夫だから」
その手を取って、ぎゅ、と握り締める。
「ちょっと待ってろよ」