蜜月 -love is blind-【BL】
「聞いてなかったのか? 靭帯損傷だぜ?」
「それが何だよ! 治ればまた跳べるでしょ!!」
「……治んねぇよ」
痛くて、辛くて……なんか、悲しい。
「……っ!?」
「リハビリだか手術すりゃいいみてぇだけど、今まで通り跳べるかは……わかんねぇ」
医者に言われた言葉を復唱するように口にする。
あの瞬間に感じた、敗北感と絶望感。
目の前が、真っ暗になった気がしたんだ。
――ああ、俺、自分で思ってるより高跳び好きだったのかも。
「だったら……頑張ろうよ! 僕に出来ることがあれば手伝うから! 何でもするから!」
わかってるんだ。
自分で出来ないって、決めつけて、自分で勝手に傷付いてる。
咲都の言うとおり、頑張ればいいのかもしれない。
リハビリでも手術でもなんでもやって、もう一度グラウンドに立てばいいのかもしれない。
でも……――
「それが何だよ! 治ればまた跳べるでしょ!!」
「……治んねぇよ」
痛くて、辛くて……なんか、悲しい。
「……っ!?」
「リハビリだか手術すりゃいいみてぇだけど、今まで通り跳べるかは……わかんねぇ」
医者に言われた言葉を復唱するように口にする。
あの瞬間に感じた、敗北感と絶望感。
目の前が、真っ暗になった気がしたんだ。
――ああ、俺、自分で思ってるより高跳び好きだったのかも。
「だったら……頑張ろうよ! 僕に出来ることがあれば手伝うから! 何でもするから!」
わかってるんだ。
自分で出来ないって、決めつけて、自分で勝手に傷付いてる。
咲都の言うとおり、頑張ればいいのかもしれない。
リハビリでも手術でもなんでもやって、もう一度グラウンドに立てばいいのかもしれない。
でも……――