蜜月 -love is blind-【BL】
「ねぇ」
何て声を掛けようか迷っていたら、珍しく神宮から話し掛けてきた。
「友達って、何だと思う?」
俺も神宮も、背を向けたまま。
言葉だけが、向かい合う。
「……んだよ、急に」
その声が余りに真面目なものだったから、茶化したり誤魔化したりする事なんて出来なくて。
神宮からの問いかけの答えに困った俺は、それ以上言えなかった。
「少なくとも、他人が決めるものじゃないと思うんだ」
「まぁ、そうだよな」
「何をどうしたら友達、っていう、決定的なものも無いと思うんだ」
「あ、ああ……」
やばい。
話についていけなくなりそうだ。
そういう小難しい話は、咲都とやってくれ。
何て声を掛けようか迷っていたら、珍しく神宮から話し掛けてきた。
「友達って、何だと思う?」
俺も神宮も、背を向けたまま。
言葉だけが、向かい合う。
「……んだよ、急に」
その声が余りに真面目なものだったから、茶化したり誤魔化したりする事なんて出来なくて。
神宮からの問いかけの答えに困った俺は、それ以上言えなかった。
「少なくとも、他人が決めるものじゃないと思うんだ」
「まぁ、そうだよな」
「何をどうしたら友達、っていう、決定的なものも無いと思うんだ」
「あ、ああ……」
やばい。
話についていけなくなりそうだ。
そういう小難しい話は、咲都とやってくれ。