VOICE
ボイス
一瞬暗くなった視界が開けてくる。


「のぞみっ!よかったぁ・・・。」


目の前にいたのは・・・。
佳菜だった・・・・


「・・・か・・・な??」


声が・・・ 
        出た。


「2日間も眠りっぱなしで・・・。どうなるかと思った・・・。」


「佳菜・・・。な・・・んで・・・ここにいるの??」


「あ~。のぞみをびっくりさせようと思って!
  実は、月曜日の夜からこっちにきてたの!
  むこうは学校終わるの早くて、もう夏休みなんだ!!
  だから、手紙も出せなかったんだよね~。」


「佳菜・・・ありがとう。」


「ううん。本当に感謝するべき人はこの人だよ。」

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