幸せのつぼみ。
*好きな人と*
3月15日 15歳
昨日のことを考えて、まったく眠れず、
今は朝。
朝食をとるために食堂に向かう準備をした。
髪を直して久しぶりの私服に着替えて。
時間まであと20分。
暇つぶしにテレビをつけた。
それと同士に部屋のベルがなる。
「はい、どちらさまですか?」
「水無月 優です。」
昨日のことが頭を過ぎる。
この声、この喋り方。
昨日、助けてくれた。
私の好きな…人。
「えと、昨日…」
「はっ…はい!」
ガチャッ
予想通り。
水無月 優とは、昨日の優しい男の子
…だった。
名前に優がついているの私と同じ。
性格が優しいから優が着いていてもおかしくない。
「おはようございます。
よく俺だってわかりましたね」
「あ、声とか覚えてたので…」
また、すこし緊張してきた。