幸せのつぼみ。
*****優 Side*****
食堂に誘おうとしたら、逆に誘われた。
名前は優梨亜というらしい。
「あと15分しないと食堂開きませんけど、
どうしますか?」
優梨亜ちゃんは、俺に尋ねる。
「あの、あの…」
優梨亜ちゃんは、急に顔を赤らめた。
昨日はじめてあったときから、
急に顔を赤らめたり、硬くなったりする。
「ん?」
優梨亜ちゃんに声をかけられた、
返事を返す。
「時間まで、おしゃべりしましょう!」
優梨亜ちゃんは、笑顔で部屋に入れてくれた。
綺麗に片付いていて、女の子らしい部屋。
テレビがついていて、番組がやっている。
「どうぞ、座ってください」
少し下を向きながら言うと、
顔を赤らめながら隣にちょんと座った。
「優梨亜ちゃん、面白いね。」
俺が言うと、顔を真っ赤に染めて言う。
「ふぇ?!そうですか?」
照れたようにそういうと、
優梨亜ちゃんは思いついたように言った。
「き、昨日はありがとうございました…!
わざわざこんな私を助けていただいて。
一応熱はなかったみたいなんですけど、
すみませんでした」
申し訳なさそうに、頭を下げた。