ファイナルソング
「・・・行ったか」
全く五月蝿い奴だ。どうせ外には出れん。だったら忠告なんぞしなくても一緒だろうに・・・
「まあどうでも良いが・・・私にはやりたいことがあるんだ」
キィ・・・窓を開けた。
「この歌・・・届くかな・・・」
ソレイユ姫はある時一度だけ、たった一度だけソレイユ姫に会いにきた王子様にもう一度会いたいと思っている。
その王子様はソレイユ姫が好きなのかどうかは皆無。
だが明らかなのはその王子様はソレイユ姫の歌を聴きに来たと言うこと。
ソレイユ姫の母、リローラと父フェリラが連れてきたその王子様。
フェリラやリローラがその声を是非ともこの国一の王子様に聴かせてやって妃にしたいと思ったからだ。
そしてソレイユは歌った
その歌を聴いた王子様は、またくるよといい残し自分の城に帰っていった
実はそれ以来その王子様は一度も来ていなくて、父、母とも半ばあきらめている
だがソレイユはその王子様に一目惚れし、以来ずっと窓に向かって歌い続けている。
いつか届くと信じて・・・
全く五月蝿い奴だ。どうせ外には出れん。だったら忠告なんぞしなくても一緒だろうに・・・
「まあどうでも良いが・・・私にはやりたいことがあるんだ」
キィ・・・窓を開けた。
「この歌・・・届くかな・・・」
ソレイユ姫はある時一度だけ、たった一度だけソレイユ姫に会いにきた王子様にもう一度会いたいと思っている。
その王子様はソレイユ姫が好きなのかどうかは皆無。
だが明らかなのはその王子様はソレイユ姫の歌を聴きに来たと言うこと。
ソレイユ姫の母、リローラと父フェリラが連れてきたその王子様。
フェリラやリローラがその声を是非ともこの国一の王子様に聴かせてやって妃にしたいと思ったからだ。
そしてソレイユは歌った
その歌を聴いた王子様は、またくるよといい残し自分の城に帰っていった
実はそれ以来その王子様は一度も来ていなくて、父、母とも半ばあきらめている
だがソレイユはその王子様に一目惚れし、以来ずっと窓に向かって歌い続けている。
いつか届くと信じて・・・