ツンデレな王子さま♪





「なに突っ立ってんだよ。置いてくぞ」


私の前をスタスタ歩いてゆく秀に必死に小走りで着いて行った


エレベーターに入り上へ上へと上がってゆく

私の考えてる事は一つ


いつ聞くべきなのか…


秀にチラッと視線を移すとポケットに手を入れエレベーターの壁にもたれかかっている


この気まずい雰囲気の中聞くなんて無理…
そう確信して秀の部屋につくのを待った


「入れよ」

そう素っ気なく秀が言うとキィとドアが開いた

中から香る秀の甘い香に胸がほんの少し高鳴った


「おじゃましまーす…」

そう小さく呟いて部屋へ入ると家具があまりない殺風景の部屋へ秀から案内され目の前にあったフカフカのソファに腰を掛けた




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