ツンデレな王子さま♪




「俺だって雫の事…中1の時からすげぇ好きだった。ずっとお前を見てきた。だからお前から告られた時すっげぇ嬉しかった…けど…お前といると素直になれねんだよっ」


まっすぐ私を見て言う桐谷の目はいつもと違って真剣に見えた


ずっと好きだった…


「もう遅いよ…」


力なくそう言うと教室を飛び出た


別に今でも桐谷を好きなワケじゃない

ただ

自分の気持ちが秀にじゃなく桐谷に変わりそうで怖かった

中学の時あんな事があったけど秀に出会う前までは心の中でアイツの事を想ってた

好き…


あの時はまだ子供でわかんなかったけど

あの時私は本気で桐谷が好きだった






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