ツンデレな王子さま♪
フッと力なく笑うと床にしゃがみこんだ
別れる…?
「秀と離れ離れでもいい、別れたくないよぉ」
その言葉と一緒に涙がポロポロ溢れ出た
「俺さ、雫と居るの疲れたわけ。いい加減気ずけよ。それに、俺新しい女いるし」
机に足を乗せて目線を私に反らして合わせようとしない。
雫と居るの疲れた…
その言葉が頭を巡って何も言葉が出ない。
気がつくと私は薬指にはめていたペアリングを秀に投げつけて、机が倒れるくらいの勢いで、図書室を飛び出していた。