ツンデレな王子さま♪




放課後


部活に行く生徒達で廊下が賑わっていた


昼休み以来ずっと秀と何にも話してないな…


嫌いになったなら


秀の口から聞きたいよ…



「秀…」


その言葉を呼ぶだけでも精一杯なのに秀は気づいてないのか振り返ってくれない


ズキンー…


「秀さま私と一緒に帰りましょ♪」



「お荷物お持ち致しますわ♪」


秀の周りには女の子でいつもいっぱい


腕を組んで上目使いでアピールしてる女の子


秀は私のなんだから触らないでよ…



心の中でなら言えるのに


いざとなると言葉に出来ない



でも…


秀に触れてほしくないんだ


身体にだってそうバックにだってそう…


秀の全部に触れてほしくないんだ…








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