ツンデレな王子さま♪





それでも



それでも


譲りたくない気持ち


私は秀が好き…

たとえ似合わない彼女でもいい…。

なんて言われたっていい…



「秀は私の彼氏なんだからっ!秀を世界一大好きなのは…私なんだから…」

言った後に溢れ出る涙…




「……………っ……」



「おい!そこのクソブス俺の女に近づくんじゃねぇよ!ブスが移るだろ」


女の子の後ろには秀がいる



秀は私に視線を移すと優しく笑った



「雫は俺の女だ!似合う似合わねぇなんか関係ねぇ!俺は"雫"っていう存在に惚れてんだ!」



ドキッ…



秀…??



その場に凍りつく女の子を睨んで秀が私に近づいてきた


「帰るぞ」


ただそれだけ言って腕をグイッと引っ張る秀…


ドキドキが収まらない心臓…


時間が止まったみたいだった






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