ツンデレな王子さま♪
乱れた髪をクシャクシャして秀はまっすぐ私を見て言った
この図書館
廊下…教室にも
誰1人いない…。
時が止まったみたいに静かだった
「これから一生じいさんばあさんになっても雫は俺の女に決まってんだろ」
夕日がほんのり秀の頬を赤く照らした
嬉しかった
すごく嬉しかった
「昼休みね…秀から嫌われたんじゃないかって不安だったの…それでね…秀が…ヒック…女の子に囲まれて…ヒック見てね…ンわかんないけど…モヤモヤして…ヒック止められなくて…みんなの前であんな事………。」
涙と一緒に出てくる言葉
秀は優しく抱きしめてくれた
「俺…ぉお前といるとやっぱり余裕ねぇ…雫の事が好きすぎていつか雫をめちゃくちゃにしそうで怖かった…不安にさせて悪かった…俺絶対雫の事嫌いになんかなれねぇから……………ぁ安心しろ」
秀の胸から聞こえてくる心臓の音…
聞き間違いかもしんないけど…
私と同じくらいドキドキしてくれてるんだね…