ツンデレな王子さま♪




秀の隣には輝がいる


コソっと秀に耳打ちして

輝と愛ちゃんを2人きりにさせた

まぁ…

周りには体育館だし人はいるんだけどね


空間だけでも…


「お…お…俺ら用事思いだしたわっ!!じゃ…じゃ…じゃーな」


秀のヘタクソな演技に笑いそうな口元を抑えて愛ちゃんの背中を軽く押した


「えっ…ちょ…ちょっと待ってよ」



愛ちゃんは必死に私の体操服の裾を引っ張って泣きそうな顔を見せたが

そんな愛ちゃんを無視して輝に視線を移した

輝の顔は真っ赤


この2人…ちょっと似てるかも…


そんな事を思いながら私と秀は体育館を出た




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