ツンデレな王子さま♪




「こい」


秀にグイッと腕を引っ張られ愛ちゃんを残して教室を出た


愛ちゃんはというと口パクで「がんばれ」そう言って手をヒラヒラ振っている


もぉ…そう思いながらもトコトコ秀の後ろを歩く私


掴まれていた腕が放されると


裏庭に来ていた


緑色の芝生に腰をかけ秀がチラと私に視線を移してもう一度腕を引っ張られその弾みで秀の胸の腕の中に倒れてしまった


「きゃ//は放してよぉ」

ポカポカと秀の胸を叩くが秀の力には適わない

抵抗を止め秀の胸の中に顔をうずめた








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