ツンデレな王子さま♪
今だってそう
日直を理由にベッタベッタ雫にくっつくコイツが気にいらねぇ
桐谷をキッと睨んでいると雫と目があった
「あれ?まだいたんだ」
雫はボソッとそう言うとまた黒板を消し始めた
まだいたんだ…
って
そんなに俺がいたら邪魔なのかよッ
またまた嫉妬の炎が燃え上がった
気づいた時には桐谷の前で足を止めていた
「あとは俺がするから帰れ」
桐谷にそう言うと隣で「えっ?」を何度も繰り返して言ってる雫
桐谷は俺に視線を移すとニヤと口元を緩めかせ笑って言った
「邪魔して悪かったな特にそこの嫉妬心タラタラの宮本クンっ」
勝ち誇ったのように笑うと雫の頭をクシャクシャ触って教室を出てゆく桐谷