2人ずっとこのままで
「つーか俺見たことないんだけど…南だっけ?」


けだるそうに自分のベッドから起き上がるシン先輩。

荒城心(あらき しん)
俺らの1個上。
喧嘩強いし、頼りになるし、なんといってもイケメン。



「あー先輩起きました!?てか、見たことないの当たり前っすよ(笑)先輩全然学校行ってないじゃないっすかぁ〜」

「それは俺らもだろ、トシ」

「…あ(笑)」



シン先輩程行ってない訳でもないんだがな。まぁ、ホントに学校まともに行くのなんて月に1回あるかないくらい。


高校行く気もないし。

何と言っても学校っていう、先公共に縛られるのが嫌なんだ。


皆で時間通りに授業受けて、ご飯食べて…



何だよそれ、って感じ。



まぁ世間的には俺らが間違ってんだけどよ。そんなの知るか。


意味のないこと、俺は知りたくない。
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