恋の相手は白黒王子
最後の1人は…。
「だりぃ、マジ帰りてぇ」
オーラが半端ない。
触るな、話しかけるなオーラをプンプンに出していて、ガン飛ばしてる。
格好良いけど、ちょっと近付きにくいかも。
「じゃあとりあえず…自己紹介をしようか」
「あ、はい…お願いします」
「私は、塰宮 神(あまみや しん)と、申します。華道の家元で育ちました。よろしくお願いします」
あぁ、この優しそうで華が似合いそうな人は、神さんね。
華道の家元!かっけぇ。
「僕は、癒月 琉馬(ゆづき りゅうま)だよぉ!よろしっくぅ♪♪」
甘いーっ!
この人形さんは、琉馬君か。
「俺は西邑 葵(にしむら あおい)。よろしくっ」
甘いマスク…葵さんは、ニコニコ笑って私の手を取った。
目が笑ってないけど。
「桐瑞 司(きりみず つかさ)…」
無愛想なこの人は司…さん。
やっぱり…合わない気がするぅー。
「あ、私は朔野ー…」
「朔野 姫嘉さん、麗華学園3年。嘘が大嫌いで趣味は料理…それから」
……!!!?