恋の相手は白黒王子
私は鼻歌を歌ってる琉馬を見て、癒された後、玄関に向かった。
「…あれ?」
玄関に向かう途中の長い廊下で、ある事に気が付いた。
ここの本棚…こんなに綺麗だったっけ?
確かこの本棚は、むっちゃ本がつまってて、掃除するのが面倒臭くて何年も前から放置プレイ…。
って事は…。
「執事さん達が…やってくれたんだ」
私がぐーすか寝てる間に、みんな仕事してたんだ…。
何かちょっと感動。
…してる間に。
「やっと着いたぁ」
玄関に着くと、ドアを拭いている、葵さんを発見。
「あ、姫!どうした?」
葵さんのエプロン姿…えろい。
「あの…っ、朝食出来たって」
「マジ?分かった、行こっか」
葵さんが掃除道具を持って、私の隣に並ぶ。