恋の相手は白黒王子
何か皆さん…深刻な顔してる。
え、聞いちゃマズかった??
「神の…」
「っ、やっぱ良い!また今度聞く」
手で琉馬の口を塞ぐ。
「ふぇ…っ?」
「…姫嘉、様?」
「気にしないでっ!…ほら、学校行こう?」
私は椅子から立ち上がり、皆に笑いかける。
本当はすっごぉく気になるけど、ここは空気をよむ!!
「おい、ちょっと待てって」
「何してんの、早く行こうよ!」
「姫、悪いけど…俺ら」
「仕事しなくっちゃぁ」
葵と琉馬が私に、苦笑い。
「…あ、そっか」
皆、ちゃんと仕事しないと…ね。
「じゃあ待ってる」
扉の前にしゃがみ込み、ケータイをいじる。
……、これ何だろ?