恋の相手は白黒王子
○姫嘉○


「―――さい」


「…zzZ」



「姫嘉様、起きて下さい」


…んん。



もう、朝?


「ふぁ……、…っ!!?」


「どうしましたか、姫嘉様!」



「何か…頭がガンガンするぅ」


頭痛ぁい…。




あれ?

「…神、顔赤いよ?」



「へ!?い、いえ…別に…」


真っ赤な顔を両手で隠す、神。



何で?



「っ…てか、本当に痛い」








「二日酔いじゃねぇのか?」


「…、司!勝手に人の部屋に入ってこないでよ!」


何よ二日酔いって!


< 87 / 140 >

この作品をシェア

pagetop