彼に強引にされる
#1

「反論はさせません」




年を取ればそりゃ誰だって重力にあはんうふんな感じで、目を見張るような端正なお顔だって勿論大なり小なり崩れていくはずなのに、あのひとだけは全然変わらない。


むしろこの頃ますますおモテになられているようで、あれだ。テメーは不老のひとですかコノヤローって感じだ。

なんかもうひとり時の流れに逆らってる感じだ。



まあ私は前々からモテるモテるとは思ってはいたけれど、まさかこれほどとは思っていなかったわけで。


女子生徒の話題を掻っ攫うくせに。

授業だろうがなんだろうが常に百の目がついてまわるような美貌のひとのくせに。



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