彼に強引にされる



チカチカと脳内が点滅する。

やばい、なんか脳内が奴に汚染されかけてる。洗脳されてる。


…ああ、ああこのひと。

今眩いぐらいの超絶麗しい笑顔でとんでもないこと仰ったよ。言いやがったよ。







「ほら、可愛いお顔が真っ赤だ。…そんな潤んだ目をなさって。誘ってるのですか? この僕を」


「な、なな、」



なんだ、なんなんだこのひと。


ドキッとするどころかむしろヒヤッとする。

クラクラと目眩がして、なんかもう目の前に星が飛びそう。



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