彼に強引にされる
今の私は全力でもってそれを肯定したい。
首を縦に振って肯定したい。意識が途切れるくらい振ってやってもいい。
いやむしろそれだけでは足りない。足らなさ過ぎる。
そんな状況下に身を置いている。
例によって例のごとく、かくかくしかじかで、なぜかすっかり定位置になりつつある、この旧校舎の奥地に。
やっぱり定時になりつつある放課後の5時近くに、お決まりの人物(だって奴は仮にもこの部屋の主だ)とともに。