無気力少女
「はい、制服に着替えて。



もうすぐ出ないと



補習に遅れる」




ほらほらっと言うヒコがなんだか。



「お母さん」



「はぁ?!」



「その言い方、お母さんみたい」



「ああ、そう…………………」



またなんか言い出したと言わんばかりに



哀れんだ目でみないでほしい。



ヒコがお母さんじゃないことぐらい



分かってるから。



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