飛べない鳥
~第七章・勇気~
──…気が付けばもう梅雨の季節だ。
毎日のように雨で、
俺はそんな毎日がつまらないでいた。
雨のせいで大好きな唯に会えることができる屋上にも行けなかった。
雨が嫌いな唯は、
毎日不機嫌な顔を浮かべていた。
唯に話しかけたいのだが、なかなか出来ない。
葵の存在が俺を不自由にする。
だから俺は毎日、
唯を遠くからしか見ることしか出来なかった。
そして、今日も俺は響の隣でのろけ話を聞いている。
『あー!!』
頭を抱えこみ、いきなり響が叫んだ。
『うるせぇよ』
『…美幸が今日会えないって!どう思う?』
響が俺に携帯を見せてきた。
携帯の画面には、
先生から来たメール。
《今日会議で会えない。また連絡するね》
『しょうがねぇだろ?我慢しろ』
毎日のように雨で、
俺はそんな毎日がつまらないでいた。
雨のせいで大好きな唯に会えることができる屋上にも行けなかった。
雨が嫌いな唯は、
毎日不機嫌な顔を浮かべていた。
唯に話しかけたいのだが、なかなか出来ない。
葵の存在が俺を不自由にする。
だから俺は毎日、
唯を遠くからしか見ることしか出来なかった。
そして、今日も俺は響の隣でのろけ話を聞いている。
『あー!!』
頭を抱えこみ、いきなり響が叫んだ。
『うるせぇよ』
『…美幸が今日会えないって!どう思う?』
響が俺に携帯を見せてきた。
携帯の画面には、
先生から来たメール。
《今日会議で会えない。また連絡するね》
『しょうがねぇだろ?我慢しろ』