飛べない鳥
俺はその場にしゃがみ、
胸をおさえた。
響が言った言葉が駆け巡る。
もし目の前に唯が現れたら、俺は迷わず唯を抱きしめるだろう。
でも…俺は杏と付き合うと言ってしまった。
これを帳消しになどは出来ない。
杏が傷付いてしまうから。
やはり一番いいのは、この気持ちを押し殺すことだろう。
それがこの時、一番いいと思っていたが俺は間違っていたようだ──……
俺は暫くこの青空を見上げていた。
『戻ろ…』
俺は立ち上がり、
屋上から出て行った─…
そして教室に戻る。
響とはさっきあったことで、気まずい雰囲気になっていた。
『遥斗、さっきは悪かったな』
突然、響から謝ってきた。
『別に怒ってねぇよ…』
『悪かった…お前のことなんだし、口だししちゃダメだよな』
…口出ししてくれよ…
俺にはお前の助けが必要なんだ─……
胸をおさえた。
響が言った言葉が駆け巡る。
もし目の前に唯が現れたら、俺は迷わず唯を抱きしめるだろう。
でも…俺は杏と付き合うと言ってしまった。
これを帳消しになどは出来ない。
杏が傷付いてしまうから。
やはり一番いいのは、この気持ちを押し殺すことだろう。
それがこの時、一番いいと思っていたが俺は間違っていたようだ──……
俺は暫くこの青空を見上げていた。
『戻ろ…』
俺は立ち上がり、
屋上から出て行った─…
そして教室に戻る。
響とはさっきあったことで、気まずい雰囲気になっていた。
『遥斗、さっきは悪かったな』
突然、響から謝ってきた。
『別に怒ってねぇよ…』
『悪かった…お前のことなんだし、口だししちゃダメだよな』
…口出ししてくれよ…
俺にはお前の助けが必要なんだ─……