飛べない鳥
俺は通話ボタンを押し、電話に出る。



もしかしたら杏かもしれない。



『はい…』



『あっ橘遥斗君ですか?
私は喫茶店、milky wayのオーナーの野崎です』



喫茶店…milky way…

あっ面接に行ったとこか…


『あっはい』



俺は部屋の電気をつけ、
ベットに座った。



『面接の結果なんですが、採用したいと思います。ですので、いつから入れますか?』




『いつでも大丈夫です』



『そうですか…じゃあ明日から来てもらえるかな?』


明日か…別に予定はないしいっか…



『分かりました』



『じゃあ明日の18時から来てください。待ってます』



『はい、失礼します』



俺は電源ボタンを切り、
ベットに横たわった。



そして目を閉じ、ため息を漏らす。



『はぁ…』



出来んのかな、俺。
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