飛べない鳥
今日は初めてのことが多いな…
初めての彼女。
初めてのバイト。
不安で仕方がない。
だが、悩んでいても意味がない。
だから俺は深く考えないことにし、今日は眠ることにした─…
──…朝起きると、携帯に一件の新着メールが来ていた。
差出人は見たことのないアドレスからだ。
内容を見ていくと、すぐに差出人が杏だと分かった。
俺は今日学校で会うからいいや、と思い返事はしなかった。
そして、今日も学校に向かう。
今日も朝からは響ののろけ話からのスタートだ。
『なぁ遥斗!聞いてくれよ!今度の日曜日、美幸と遊びに行くんだ!』
『ふ~ん』
俺はいつもと同じように、興味がない返事を繰り返す。
『どこ行こっかなぁ!』
隣でウキウキで話す響を俺は鼻で笑った。
でもいつか俺も杏とデートするときがくるかもしれない…
俺はまたため息を漏らす。
初めての彼女。
初めてのバイト。
不安で仕方がない。
だが、悩んでいても意味がない。
だから俺は深く考えないことにし、今日は眠ることにした─…
──…朝起きると、携帯に一件の新着メールが来ていた。
差出人は見たことのないアドレスからだ。
内容を見ていくと、すぐに差出人が杏だと分かった。
俺は今日学校で会うからいいや、と思い返事はしなかった。
そして、今日も学校に向かう。
今日も朝からは響ののろけ話からのスタートだ。
『なぁ遥斗!聞いてくれよ!今度の日曜日、美幸と遊びに行くんだ!』
『ふ~ん』
俺はいつもと同じように、興味がない返事を繰り返す。
『どこ行こっかなぁ!』
隣でウキウキで話す響を俺は鼻で笑った。
でもいつか俺も杏とデートするときがくるかもしれない…
俺はまたため息を漏らす。