飛べない鳥
『は?意味分かんねぇ』


俺は電源ボタンを押し、
電気をつける為立ち上がり、部屋を明るくした。


俺は準備などするはずもなく、テレビを見ていた。


響が電話をきってから数分後、俺の部屋のインターホンが鳴る。


俺はそれに気付くが、
無視をした。


どうせ響だろ?
行かないって言ってんのに、しつこい奴。


だけどしつこい奴は、
何回も何回も、しつこくインターホンを鳴らす。


俺は我慢を切らし、
玄関の方へと向かった。


そして鍵を開け、
ドアを開けた。


『響、うるせぇって…俺行かないっつってんだ…ろ?』


俺の目の前に写る光景は、俺の思考をストップさせた。


『遥斗のために連れてきてやったよ』


『久しぶり!遥斗!』


『遥斗元気だったか?』



俺の思考をストップさせた光景は、


笑顔の淳と和馬とそして響が立っていた。
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