飛べない鳥
『今日遥斗の部屋に遊びに行ってもいい??』
目をキラキラと輝かせ、
俺に言ってきた。
俺は相変わらず冷たい目をして美咲を見ていた。
『…無理』
前に座っていた響は、
今の状況が分かっていないせいか、何度も俺を見る。
『何で~?!』
『俺が無理だから』
『…行きたかったぁ…』
残念そうな口調で話す美咲。
俺は何とも思わなかった。
『行きたい…』
『無理』
しばらくこの繰り返しをしていた。
俺がふと横を見ると、
菊地唯と目が合ってしまったんだ。
菊地唯は俺達のやりとりを悲しそうな瞳をして見ていた。
─ドクッ………
心臓が大きな音を出して鳴った。
また苦しくなる、
また辛くなる。
こんなところを見られたくない。
『遥斗~?ダメなの?』
『うるせぇな…気分わりぃ…』
俺は美咲にこの言葉を投げ捨て、教室を出て行った。
目をキラキラと輝かせ、
俺に言ってきた。
俺は相変わらず冷たい目をして美咲を見ていた。
『…無理』
前に座っていた響は、
今の状況が分かっていないせいか、何度も俺を見る。
『何で~?!』
『俺が無理だから』
『…行きたかったぁ…』
残念そうな口調で話す美咲。
俺は何とも思わなかった。
『行きたい…』
『無理』
しばらくこの繰り返しをしていた。
俺がふと横を見ると、
菊地唯と目が合ってしまったんだ。
菊地唯は俺達のやりとりを悲しそうな瞳をして見ていた。
─ドクッ………
心臓が大きな音を出して鳴った。
また苦しくなる、
また辛くなる。
こんなところを見られたくない。
『遥斗~?ダメなの?』
『うるせぇな…気分わりぃ…』
俺は美咲にこの言葉を投げ捨て、教室を出て行った。