先生と秘密の恋◇こらぼ◇
うざうざうざうざうざうざうざ。
馬路でうざい!
なんなの?
あのブリブリ女ども!
色目使ってさぁ。
…だけど。
実際、ちょっと羨ましかったりする。
あたしは、あぁやって輪の中になんて入れないから。
臆病なあたし。
遠くから、見つめることしか出来ない。
『じゃあ俺、職員室行かなきゃだから。』
『えー。先生また明日ね!』
『おぅ!じゃあな』
坂下先生は荷物をまとめて教室を出ていこうとした。
『畑中、ちょっといいか?』
え?
今、あたしの名前呼んだ?
畑中ってあたしだけだよね?
『先生、どうしたんですか?』
『そこの荷物を職員室に持っていってくれないか?』
『はい、いいですよ?』