恋愛ノート





「陸っ
遅かったねー、どこ行ってたの?」




放課後になって、あたしは教室の机に座って陸を待っていた





「ね、さっそく始める?」




そう言って陸の首に手をまわしキスをしようとする




「やめろ」




ドクッ




………え?





「───キスはできねぇ悪いけど」





ドクンッドクンッドクンッ





やっぱり、あたしは陸に届かない──…





自然と顔が下に下がってしまった





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