恋愛ノート





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「遅くなっちゃったね」




あたしは乱れた制服を整える───





「ああ、それにしても暑いな、ここ───…」





陸が教室の窓を開ける





カラッ





ザァッ………




その瞬間勢いよく風が舞い込んできた





「ひゃーすごい風っ」




陸が振り返る……




「結衣
葉っぱからまってる」




「えっ」




「ちょっと待ってろ──…」




陸の手があたしに伸びてくる




とってくれた後、顔を上げると
陸と目があった




お互い、動けなかった…




1分間ぐらい、いや1秒かもしれないけど
そう思えるほど、あたしには長く感じた──…





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