恋愛ノート






沈黙のなかそれを破ったのは陸だった




「───お前って、目ぇ茶色いのな」





「え………」





「つーか、髪ももしかしてもとからその色?
染めてんのかと思った」




………





一気に顔が赤くなるなるのが自分でもわかった




「なっ…何それっ知らなかったの!?小学校から一緒のくせにー!!」




「悪い悪い」




────………




「───陸は、黒目がちだよね。
髪も1回も染めてないでしょ」




「お、分かってんじゃん」




「違うよっ陸が、あたしのこと知らなすぎんのっ」




まったくその目は節穴っ!?




プイッて反対をみる








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