星の唄


「それじゃ。」


少し世間話をした後に、ソラは笑顔で帰って行った。
それを見届けると、ユイも帰宅した。


帰宅後、いつも授業の後に入るはずのチャットに入った。

今日はチャットに入らずにそのまま星の部屋に行ったので、シゲもサクラも怒っているに違いないとユイは思っていた。


『本日のカキコミは0件です。』


「え?」

何度確認しても今日は0件だった。

たまたまシゲもサクラも何か用事があって来れなかったんだろうか?とユイは思った。

今までも誰か一人が欠けることはよくあることだった。



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