星の唄
夢の棚
碧い星が黒くなった後、後悔した人類は知識の基を燃やした。
知識がなければ碧い星は黒くならなかったかもしれない。
そう考えたものが多かった。
人類は知識を持ってはいたが、黒い星を碧い星に戻す術は知らなかった…。
…
……
…
…………
「本日の授業はこれで終わります。お疲れ様でした。」
ユイは今日も急いで星の部屋に行こうとしてパソコンを閉じようとした。
が、閉じる前に一件のメッセージが目に入った。
メッセージは昨夜ソラにテストメールを送った返事だった。
´´´´´´´´´´´´´´
ユイちゃんへ。
メールありがとう。
ちゃんと届いたよ。
今日も星の部屋へ来るのかな?
ごめんね。
僕は今日行けなくなったから本はまた次の時にね。
ソラ
´´´´´´´´´´´´´´
(…そっか。)
ユイは肩を落としてメッセージを閉じた。
それから星の部屋に行くのを諦めチャットを起動した。