星の唄


「¨星の唄¨って¨みんな独りじゃないよ¨って教えれくれる話だよ。」

考え込む奏空に、結衣はまた笑顔を見せた。

「だから。独りで考え込まないで。これからの事もみんなで考えようよ。」


「………そうだね。」

奏空は少しだけ考えて、結衣に笑顔を見せた。


結樹も鈴音も奏も。
¨星の唄¨をたった今、知ったばかり。
だからなのか、結衣の話を全部は受け止められない。

それでも。

これからの事をみんなで考えていくことには賛成できる。

「そうだな。奏も起きたから慌てて停めることもないだろうし。」

「そうですね。ゆっくり考えましょうか。」

「私も何かするよ。」

結樹、鈴音、奏も笑顔を見せた。


『奏空、お願いね?』

まるで、それまで話を聴いていたかのように黙っていた満月も笑顔を見せた。

「わかった。答えをみんなで探してみるよ。」

奏空は笑顔で満月に答えた。


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