星の唄
次から3年生の課程となります。
3年生の課程は特別な施設にて行うことになりますので、各自支度をお願いします。
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最初の授業は講義も何もなく、次の授業の案内だった。
(…特殊な施設。)
いよいよだった。
ソラが言っていた、全てが解る授業。
ユイは少し怖かった。
ソラが言う、辛いことはきっと今から起きる。
そんな予感がユイの心に拡がっていた。
怖さを減らす為、ソラから貰った¨星のかけら¨をペンダントにして身につけた。
きっと、これは何処にでも持って行ける、そんな気がした。
ユイは3年生の授業課程についてある仮説を立てていた。
特殊な施設は恐らくここではない次元…バーチャル世界のような所だということ。
今まで一度も出てこなかった¨これから¨を教えられること。
恐らく碧い星の存在と今の状況を聞かされるのだろう。
そしてその事実は受け止めるには難しいことであることも…。
(…大丈夫。)
そう…自分に言い聞かせた。