ニコ★イチ
終業式の悪夢
廊下に張り出された成績上位者の名前をチェックしてきたセージがおはようの挨拶代わりにわざと俺を苛立たせる一言を告げる。
「藤岡に勝てなくて残念だったね」
残念という言葉とは裏腹にセージの顔は笑顔だ。
「名前張り出されるの覚悟で本気だしたのにまさかの同点とはね~」
心のいつも以上に明るい声が余計に俺を苛立たせる。
でも心の言うとおり、同点1位って・・・
だぁぁぁぁあ!!
スッキリしねぇ!!
「で、オマエは何でそんなテンション高いワケ?」
妙にルンルンの心を睨む。
「だって明日っから夏休みだよ?テンション上がらないわけないよ!」
こないだまでこの世の終わりみたいな顔して勉強してたクセに。
「藤岡に勝てなくて残念だったね」
残念という言葉とは裏腹にセージの顔は笑顔だ。
「名前張り出されるの覚悟で本気だしたのにまさかの同点とはね~」
心のいつも以上に明るい声が余計に俺を苛立たせる。
でも心の言うとおり、同点1位って・・・
だぁぁぁぁあ!!
スッキリしねぇ!!
「で、オマエは何でそんなテンション高いワケ?」
妙にルンルンの心を睨む。
「だって明日っから夏休みだよ?テンション上がらないわけないよ!」
こないだまでこの世の終わりみたいな顔して勉強してたクセに。