クラスメイトは婚約者!?〜Sweet☆Plan〜


その日は遅くなるまで、料理に励んだ



「沙羅ちゃん。そろそろ暗くなったし、帰った方がいいわね。」



外を見ると本当に真っ暗だ


あたし、こんなに没頭してたんだ…


「あっ…はい。遅くまで、すみません。」



「全然。逆に嬉しいぐらいよ。彗の為にここまでしてくれるなんて。彗は本当にいい奥さんを持ったわ。」



「そ!そんな!!」



優しくあたしを見る彗のお母さんに、何も言えなくなった


「じゃあ。あたし、帰りますね。」



「そうね。またね」



「はい♪」


彗のお母さんってイイ人だな―……



「おい!帰るぞ」



「えっ!尚?」



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