クラスメイトは婚約者!?〜Sweet☆Plan〜


今までどこに居たのやら、尚がそこに立っていた



「あら。尚くん。鈴がお世話になったわね。」



………鈴?


「いいえ。気にしないでください。ほら。姉貴。」



カバンを投げ渡す



もうちょっと優しく手渡してくれてもいいのに―!


「じゃあまたね。沙羅ちゃん」



「あっ。ありがとうございました。」



彗のお母さんに軽く頭を下げてあたし達は家を出た



「ねぇ―鈴ちゃんってだれ?」



「はあ?そんな事も知らねぇの?彗さんの妹だよ」


「妹?!」



彗に妹なんていたんだ……


そんな話し一切してないから、全く知らなかった



ってか、考えるとあたし、彗のこと何も知らない……



「俺の一つ下だから今、高1。学校は別なとこだけど……なんか今日捕まって…。話し相手してた」



「そっか……」



「つ―か、姉貴は肉じゃが。作れるようになったわけ?」



「あぁ―うん。まぁね」




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