クラスメイトは婚約者!?〜Sweet☆Plan〜
リビングに行くとテーブルの上に置いてある肉じゃが
自分の情けなさに苛立ちを感じた
「沙羅!沙羅ッ!!」
あいつの名前を呼びながら一つ一つ部屋を調べた
「沙羅ッ!!」
ベッドルームを勢いよく開けるとビクッと小さな体が揺れた
「…………沙羅?」
シーツに丸まって俺に背を向けている
泣いていたのか目のあたりを[こす]擦ってうつ向いている
そんな姿に胸が締め付けられる…
「ごめん……ごめん……」
無意識に沙羅の体を抱き寄せていた
言わなきゃいけないことはいっぱいあったのに、謝ることしかできない俺
「勝手に勘違いして…。さっきだって辛かったのに沙羅が他の男に触られたって思っただけで、頭に血がのぼる………」