クラスメイトは婚約者!?〜Sweet☆Plan〜
「だったら怖がるかもしんないなぁ。」
「あぁ――」
わかってるんだ……
でも沙羅を目の前にすると、つい本能的に動いてしまう
それが怖がらせてるってことも……わかってる……
「我慢するしかねぇよな……。」
ポロっと口から溢れた言葉
「お前の口から我慢なんて言葉が出るとわ……」
驚いた顔で俺を見る薫
「それだけ大事に思ってるってことだよな」
薫がニカッと歯を見せて笑った
「うるせぇよ//」
「ははっ。彗が照れてるし――♪」
こいつには何言っても無駄そう……
「まぁとにかく泣かせることはするなよ」
「わかってるって」
「ならいい。」とそれだけ言い残して薫は帰って行った